PORSCHE Macan

2017年11月15日掲載
PORSCHE Macan

ポルシェ マカン

この車のオーナーは今回のマカンで3台目の製作になります。オーディオ製作の最終結論を先に言いますと、車体剛性は申し分なくウーハーエンクロージャーの効果も手伝い素晴らしい音楽を奏でていました。

純正ナビデッキのパワーアンプはリアに装着され、フロントスピーカー出力はユニットごとに波形を分けてあるタイプで、触りようのないシステムでした。

リアのスピーカー出力はフルレンジだったので充分にチューニング可能な信号だったので救われました。従って、純正ナビのオーディオの音はリア信号のみで前後スピーカーのチューニングする事に。純正ナビだけでは納得の音は得られないので、他のメディア(iPod・ウォークマン等)などを使い再生する回路を製作。

電源は車のバッテリーをオーディオ全てに供給する回路を製作。純正ナビ信号と他のメディア信号は特殊リレー回路を製作。他に、信号分配器・純正アンプ音声信号Hi/Loコンバータ回路・スーパーツィータアッテネータ回路などを一箇所に集中させ設置。この作業により点検等が一目瞭然に行える利点があります。

  • アンプ
  • 配線
  • 回路
  • 回路
  • 回路

全体の構成は、パワーアンプはフェーズの最上モデルULTIMATE×2台と722tii×1台。合計3台使用。
内訳は、ULTIMATEをフロントとリア(中高域)にてドライブ。722はスーパーウーハー専用。

  • アンプ
  • アンプ

純正ナビ音声と他メディアとの切り替えはセンターコンソールに新設したボリュームパネルにスイッチを設け手を伸ばさない姿勢でコントロールできるよう工夫しています。尚、後席乗車時にリアスピーカーの音をカットするスイッチも作っています。

  • ダッシュボード
  • スイッチ類
  • スイッチ類
  • スイッチ類
  • スイッチ類

フロント・リアスピーカーはそれぞれ6wayシステムにて構築。合計12wayになっています。
フロントドアパネル形状から、特に目立ったグリル製作に至らずオーナー以外の人だったら案外気が付かない可能性も?ダッシュボード上にもスピーカーを設置しましたが、純正グリル位置をそのまま生かしたので後付けの痕跡はありません。

  • フロントドア施工前
  • フロントドア施工後
  • フロントスピーカー
  • フロントスピーカー

リアドアも同様で純正位置をそのまま使ったので、後付け感は無いです。
リアドア以外にもスピーカーを設置してますが、パーセルトレイの上にスーパーツィータケースを造り、リアクゥオーターパネル両サイドにも設置。前後ドアスピーカーグリルはそのまま使ってますが、表面にネットを被せたのでオリジナルより高級感?が出たかも?

  • リアドア施工前
  • リアドア施工後

リアに設置したウーハーエンクロージャーはラゲッジスペースをあまり狭くしたくなかったので小さくまとめる為に、ウーハーユニットを16cmにしました。
20cmの方が超低音再生が可能なのですが、16cmと比べると多少レスポンスが悪くなる理由もあり16cmで決定。低音再生を豊かにする工夫として、バスレフ(位相反転型)にしましたが、ポート長と直径をベスト状態で設計。この設計により、レスポンスの良い伸びのある低音が可能となりました。

  • ウーハー加工中
  • ウーハー施工後

各スピーカーの取り付けには周波数特性を充分に考慮し、技術の全てを導入した結果、その後のチューニングを細かにやれる事になりました。
※チューニングは、スピーカーを選択する時から始まっています。

12wayは流石に困難極まりなく、12通りのチューニングが必須で都合3日間を要しました。実に疲れた・・・

12wayスピーカー + ULTIMATEで素晴らしい音質で音楽を聴くのが楽しいやら満足するやら感動するで、最上のオーディオになってオーナー共々満足の出来栄えです。

※各画像をクリックすると大きい画像が見られます。

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