Ferrari Testarossa

2025年5月15日掲載
フェラーリ テスタロッサ

フェラーリ テスタロッサ

最初にこのお客様が来店されたときの商談は、ETC・バックカメラ・ドライブレコーダーなどの取り付けの依頼でした。
しかし、それらの取り付けだけでは車の性質上リスクのほうが大きくなるため丁重にお断りする形となっていましたが、 他店で断られ続けダメ元(たぶん?)で相談に来られたようで、条件付きで引き受けることにしました。

当店の本業は「オーディオ」なので、それをメインとすることを条件にお受けした形です。

本来ならばドアは横に開く普通のドアなのですが、なんと! 上に跳ね上がるガルウイングに改造済み!
これがまた作業しづらくて大変…。
それでも何とかドアにウーハーを設置することができ、レスポンスの良い低音再生が完成。

中域から上の帯域については、足元に16cmの純正スピーカーが取り付けてあったものを10cmに変更し、ツィーターも追加して2way構成に。 結果として、ドアと足元を合わせて3wayシステムが完成しました。

リアスピーカーには、すでにケンウッドの大型スピーカーが鎮座していたので、それもチューニングの一部として活用。 ボディ剛性のしっかりした車なので、当然、音も締まりのある低音からしっかりと鳴って最高の仕上がりです。

このように剛性の高い車だと低音がしっかり鳴るのはもちろん、それに連動する中高音もクリアに再生できるため、 全体として立体感のあるきめ細かな音に仕上がります。

ただし、走り出すとV12気筒ツインターボが吠えるので、少し音が聴こえづらくなるのが難点 (+_+)

そもそもこの車を店に入れることから苦労が始まったのですが、少しの段差でも擦ってしまう始末。 入れたら今度は出すのが大変。ガリガリと擦りながら、何とかやりきりましたが、正直困ったものです。

リアにバックカメラを取り付ける際、以前のオーナーが装着していたと思われるカメラが付いていましたが、故障していました。 よく観察すると、エンジンルームから車内にケーブルを通せなかったようで、映像を電波で飛ばすタイプのカメラでした。
しかし、車体をよ〜く見たところ、なんとかケーブルの引き回しができそうだったので、苦労しながらも無事に配線・取り付けが完了。

とにかく車体は大きいのに車内は極端に狭く、私の身長(170cm)でも作業が窮屈で腰を痛めそうでしたし、 頭も何度ぶつけたことか…。

また、バッテリー上がり対策としてキルスイッチが付いていたのですが、ON時の状態が分かりづらかったため、 赤色LEDを取り付けて動作確認が一目でできるようにしました。

そんなこんなで、オーディオも機器類もバッチリ完成し、オーナー様にも大変ご満足いただきました。

  • フェラーリ テスタロッサ
  • ドア施工前
  • ドア施工前
  • ドア施工前
  • ドア施工後
  • ドアのウーハー
  • 足元は2way
  • 運転席側の足元
  • デッキ部分
  • デッキ部分(カバー閉じ)
  • 配線作業中
  • 配線作業完了
  • キルスイッチ
  • キルスイッチLED施工
  • キルスイッチLED点灯時
  • 入店時の配線
  • 配線を手直し

※画像をクリックすると大きい画像が見られます。

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