Ferrari modena F-1
フェラーリ モデナ F1 特殊な車種故に、難しさも倍増。公道を疾走するレーシングカーである このフェラーリはとにかく面倒でした。メインテナンスを最優先にオーディオ機器をセッティングしなければなりません。 フロントトランク内の、アンプとMD・ナビ収納ケースは土台ごとはずれるように固定されていて、特にケースをはずすだけの作業は必要としない為、通常のメインテナンス作業で済みます。 したがって、作業終了後の元に戻す作業も楽に出来ますエンジン関係のタイミングベルトの交換時は、車内とエンジンルームとの隔壁プレートを脱着しますが、その際に邪魔なスピーカーボックスは4本のビスでしか固定してませんから簡単に脱着が可能です。4本のビスでも相当強固に固定出来る仕組みになってますから、脱落する可能性はありません。但し、スピーカーボックス故に重いので車内外への出し入れがやっかいかも? 左は装着前、右は完成後。 |
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問題のオーディオですが、DVD ナビとの兼用で映像も迫力のサウンドで楽しむ事が可能なシステム。この車が走り出すと想像を超える騒音(サウンド)ですから、その音を逆手に利用した音造りが困難でした。走った時の騒音(周波数)を分析したうえでオーディオの各周波数帯域の音造りを設計していきました。 |
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結果、フロントドアのウーハーは16cmで低い周波数を調整。それに繋がる中域はやや低めにピークが集まるユニットを選択して足りない周波数帯域はリアのボックス両サイドに設けたツイータにて調整。 低域に関しても、ボックスからの重低音がうまくフロントウーハーに重なりウッドベースですらきちんと再生できる素晴らしい低音です。 活字での表現は限界がありますが、この車種でここまでのクオリティーが必要かと思えるぐらいの音質に仕上がりました。 ジャズ・ロック・フュージョン・トランス・ボーカル系・・・ 殆どのジャンルが楽しめます。 2003年5月掲載 左は装着前、右は完成後。 |
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