BMW 5シリーズ

BMW 5シリーズ

今回の5シリーズは、純正デッキはそのまま使用してスピーカーだけをチューニングする方法です。

純正オーディオ機器を全部取り替えてしまうと相当な予算がかかり、そこまでの価値観を持てない方には最適な方法と言えるでしょう。
勿論、オーディオ機器を全て取り替えるシステムであれば驚きの音質は確約されます。 どうしてBMWはオーディオを素直に装着させてもらえない車なのでしょう。例えスピーカーだけの製作と言っても一番音質に影響が大きい部分ですから少しの妥協も許す事が出来ないのです。

スピーカーのチューニングがきちんと出来てさえいれば、純正デッキでも相当良い音で鳴り、純正とは比べようのない音に変貌します。

この5シリーズの純正スピーカーはフロント3wayとリアも3wayで数だけは揃っていますが何とも情けない音でした。

今回のスピーカーチューニングは純正の位置を利用して仕上げています。フロントドアの内部構造は驚きの複雑な構造ですから、技術に乏しい人には到底きちんとした取り付けはおろか、音出しすら難しいでしょう。 フロントはドアアーム下(ポケットの上)の三角部分にウーハーとツィーターを設置。スコーカだけはノブ横の純正を使用しました。と言っても、周波数を複雑に操作し直しています。

リアもフロントと同様に3way ですが、難しいチューニングでした。ルーフのスピーカーはボーカルの帯域が薄いフロントに対して音圧の高いユニットでカバー。リアドアのツィーターは帯域の広いユニットでフロントと相まって滑らかな高域を再生。荷室サイドのウーハーは純正を使用しましたが、大改造にて大幅な音質向上になりました。
以上のチューニングにより、純正とは比較にならない音質になり大成功!

2003年5月掲載