BMW E46 カブリオレ

アンプ 今回のお客様は他店にて相当予算をかけて取り付けし音質に納得できず、当店へ相談に来店頂きました。他店さんが悪いのではなく、当店以外のオーディオ店は皆同じで、どこかのブランドの商品をデッドニングだのケーブルだの能書きを言って価格をつり上げ、ただ取り付けているだけですから良い音になる訳がありません。

予算をいたずらにかけない為にスピーカーシステムだけを製作し、他店さんにて取り付け済みのアンプ・デッキなど機器類はそのまま使用。R-SPドライブ用のアンプを1台追加しました。
もう一つは、配線類の引き回しが素人仕事で、当然のごとくオルタネーターノイズが相当量混入していました。従って、配線類は全てやり直しとなりました。

フロントドアオープンカーと言う特性から、クローズ時・オープン時でも音質特性が極端に変化せずに大切な音の帯域が聞こえるチューニングを施しています。
F-SPは3wayシステム。純正の位置に16cmウーハーを配置。他の箇所にスコーカとツィータを別途造りました。純正のツィータの位置に通常はツィータを配置しますが、この場所に入る様なツィータではオモチャみたいな音ですから、プロとしては使えません。

リアスピーカーR-SPは純正の場所以外はSPを付ける場所が無いために、同じ場所に追加する形で施工しました。

写真の右のグリルは純正のウーハーが付いていたのですが、今回はツィータです。中央の小さなグリルの場所は使っていません。左のグリルは新規に造ったものでウーハーが施工してあります。

つまり、2wayシステム。前後で5wayシステムとしました。全体の音質は、さすがBMWで、屋根が無いのにしっかりした低音と、それに繋がる中・高域が見事に再生されていました。
皆さんに聴いて頂きたいぐらいです。

2006年11月15日掲載