PORSCHE 993

リアスピーカーオーナーの要望が大変苦労を強いられる内容でした。マイッタ!
ボーカル(男女)はしっかり聴きたい。低音も含めた迫力も大切。音楽性のキレも必要!これって、カーオーディオの全てを言っています・・・
そこで、迫力を出す為にはスピーカーボックスがどうしても必要になるが、設置する場所がない!妥協の産物でも後席にボックスを設置しなくては他に場所がない・・・
後席には人が乗る事もあるとの事。考えたあげく写真の様になりました。これなら、何とか乗れるスペースが確保出来ました。しかし、ボックスの容量は極端に少なく低音のバランス取りは最近希に苦労をしました。

フロントドアフロントスピーカーは、16cmウーハーメインの3wayシステム。
限りなくスピーカーデザインは純正風に造りました。(いつもの事ですが)男性ボーカルをきちんと再生出来ると必然的に女性ボーカルも艶のある音質を確保出来ます。

当店以外の女性ボーカルの音質は殆どがツィータから再生される為に音域の幅が極端に狭い何とも頼りない音になっているのが現状です。
フロント3wayでもきちんとした音は再生出来ませんから、フロントで再生しきれない帯域をリアからも出します。

リアスピーカーリアスピーカーはボックスの16cmウーハーとスコーカ・ツィータ構成の3wayシステム。
ボックスは写真で分かる様に何とか後席にも座れるスペースが確保出来ています。
スピーカーは前後で、合計6wayシステムとしました。(6種類のスピーカーユニットを使用した意味です)一般的には低音を強く再生する為には、口径を大きくしたがりますが、それは素人考えで逆効果となります。スピーカー(コーン紙)のレスポンスを考慮すると大きな口径よりもやや小さめな口径の方がより低音がレスポンス良く出ます。

アンプフロントトランク内のアンプケースは、メインテナンスを考慮し移動出来るようにケーブル類を長く余裕を持たせています。スペアタイヤ・バッテリーなど点検時にアンプ類が邪魔にならないように位置をずらす事が可能になっています。

今回の作品は大凡ポルシェらしからぬ?音質で、ジャズは勿論、クラシック・ロック・メタル・クラブ系・Jポップ・演歌・・etc 何でも再生出来ていました。 素晴らしい!

2006年12月10日掲載

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