NISSAN セレナ グレードアップ版

セレナのお客様は、去年に手持ちのデッキ・アンプを使用し、スピーカーだけを製作しました。
その後、話が盛り上がり徹底的にオーディオを仕上げよう! なんて事に・・・

デッキ・CDチェンジャー・DVD等の中身を徹底的に高音質改造。デジタル再生機で最も重要な、DAコンバータはマイクロコンポーネンツの最高峰のコンバータで、これ以上はない!って代物。
パワーアンプは、最高の音質を誇るフェーズ。4chと2chの2台。
スピーカーは、前後で9wayシステム10スピーカー(片チャンネル)。

ダッシュボードセンターにあるスピーカーは、5.1ch用のセンタースピーカーではなく、4スピーカーシステムの補助的なチューニングスピーカー。

ルーフ最後部のつり下げスピーカーは、ボーカルの艶やかな音と打撃音(シンバル等)のリニアな音を再生する為のスピーカー。
このつり下げスピーカーだけをもし市販するとしたら、40万円ぐらいの小売り価格になるでしょう。スコーカとツィータのマグネットは全てアルニコ。ネットワークに関しては相当拘ったパーツを厳選しました。

ドアスピーカーの内部には、私の開発した振動を素早く吸収・防震作用のある鉛インゴットを多数使用。この作業により、ドア取り付けウーハーのレスポンスが非常に良くなり、余計な振動が制御され、レスポンスの良い低音を得る事が出来ます。

リアのウーハー専用のBOXには相当拘りました。
大口径(20cm)のユニットは避け、16cmを2個にして振動レスポンスを優先。
大きな口径を揺さぶるより、小さな口径2個で面積を稼いで揺らした方が良いと判断したものです。
ウーハーBOXは、ただ単に低音を出せば良いものではなく、全体の低音をまとめる大きな役割。
フロントドアとリアドアに設置したウーハーの再生帯域に上手くリンクしないと、無駄にブンブン鳴ってるだけになってしまいます。

このセレナのスピーカーシステムは、低・中・高音のそれぞれを3種類のスピーカーユニットで構成していますので、合計9種類のスピーカーで音を造っています。
厳密に言いますと、BOXのウーハーはツインで鳴らしていますから、9種類10スピーカーとなります(片ch)

肝心の音の総評は・・・  何から言って良いのか・・・  全ての表現が当てはまる音・・・
とにかく、こんな音が車の中で再現出来るのか・・・ 
皆さんの耳で、’08年4月13日のプチミーティングで確かめて下さい。

※総予算は桁外れな金額ですので、この車に関しては記載しません。
軽~~~く 200万円オーバーな事は確かです。

2008年3月30日掲載