BMW New5シリーズ

BMW New5シリーズ

BMW 5シリーズを乗り継いでいるお客様で、当店にて数回施行して頂いています。車が替わるたびにグレードが上がるのは仕方ないですが、当店の音を数年に渡り聴かれてるお客様に関しては造るのに苦労は尽きません・・・

今回の車は予算の分配比重を当然スピーカーシステムに置いて、音質重視であることは前提ですが全体的に影響の少ないパーツの価格を下げました。
それは、パワーアンプです。アンプの音質はどの様な価格帯でも大きな差は出ないものです。結果的に使用したアンプは、クラリオンの4ch(APA4360 43,000円)を1台のみ。これは、将来的にグレードアップの余地を残した選択とも言えます。

アンプのグレードアップをする際、当店が推奨するのはフェーズ製のアンプです。これ以外は何を付けても価格ほどの差は出ませんので、当然と言えば当然の選択でしょう。どの様な価格でもある程度は「費用対効果」は大切だと思っています。

現行のBMWは、デッキなどを触る事が出来ないシステムになっている為に、純正は殆ど変更or取り去る事は無理な車種です。従って、オーディオ専用デッキは純正とは全く別系統で施行します。
この車のデッキの取り付けは苦肉の策?で、助手席側前にあるカップホルダーを取り去りそのスペースに
無理矢理デッキを埋め込みました。(これしか付ける場所が無かった!)

スピーカーは、トータル5wayシステムにて構成。
フロント3way + リア2way

フロントSPは、下の台形部分にウーハーとツィータを収め、トッテの陰にある純正SPグリル内にスコーカをセット。リアは、デッキ(トレイ)にウーハーとツィータを並べています。

デッキに取り付けたスピーカーはドアと比べて剛性が高い為にスピーカーの能率が多少なりとも良くなるので、2wayでも音の幅が広がり結果的に良くなるのです。フロントの周波数帯域の不足分はリアから出し、両者の音が前席リスナーの頭の周辺に集まるようにチューニングしています。前方定位などという馬鹿げた手法はしていません。

出来上がった音は言うまでもなく、長時間聴いても疲れず、ソフトに収録された音がそのまま再生されますから
ジャズを聴いていても各楽器の音がリアルに聞こえボーカルの音も生々しい歌声です。ロック系でも音のキレは充分で迫力も損なっていません。

このBMWの総予算は控えますが、スピーカーシステムの価格は400,000円の5wayシステムです。

2012年2月5日掲載
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