NISSAN GT-R
日産 GT-R
長年にわたりお付き合いして頂いていますこのお客様は、今回のGT-Rが2台目の製作となりました。初めてのお客様はもとより、2台目となると初回の音以上に期待が膨らむものです。制作する側としても、気合が入ります。
GT-Rは初めての製作例となる為に、どのような車なのか分からないまま作業を開始しましたが、特に問題となる部分もなくスムーズに製作する事が出来ました。
純正オーディオはそのまま使える様にする為にはコンバータを使う事によって可能となります。車メーカーが気取って使い続けるボーズシステムは、ど~にもならない困ったシステムです。デッキとは別のパワーアンプから出力される信号は、各ポジションのスピーカー(ツィータ・ミッド・ウーハー)へそれぞれ違った信号が送られます。これらの信号ではきちんとした音作りが不可能ですので、分離された信号ではなくフルレンジ信号を作り出すためにコンバータを使います。
今回のメインとなるメディアはiPodですが、純正のオーディオも切り替えて両方を選択しながら楽しめるように回路を作りました。iPodはデジタル信号を取り出す為のトランスポートを用いますので、ボリュームを操作しやすい場所に新たに設置します。写真にある手前がボリュームで、奥が純正オーディオとの切り替えセレクターです。
スピーカーは、純正スピーカーもチューニングの一部に加えてトータル8wayシステムとしました。
フロント4way リア4way
純正のスピーカーを使ってはいますが、低音から高音までを8分割した一部に使ってますから、純正だからといって悪いスピーカーと言うのは全く間違った考えです。純正スピーカーでもちゃんと役目を果たします。大切な周波数帯域は音圧が非常に重要となるので、純正スピーカーをメインとして使う事はありません。
仕上がった音を聴いた印象は、ビックリ!です。流石に?世界最速の部類に入る車だけあって、剛性が非常に高い音がしていました。特にフロア剛性は半端じゃないようで、近年聴いた事のないスパルタンな素晴らしい音で鳴ってました。
一般的な車の低音は、"ドン" こんな感じの低音ですが、GTRは"ドスッ"って感じ。キレが素晴らしい!当然、全帯域が剛性にも助けられ?キレが良く音圧が高く分離の良い音。
トランクの使い勝手を優先するように、アンプの取り付けはトランク内の奥に設置して荷物を気にせずに出し入れ出来る様に工夫してます。オーディオとは関係ない、レーダーの取り付けや後付けナビも工夫した取り付けを行いました。純正ナビの内容はとても使いにくく、社外製のナビを傷を付けずにステーを造り取り付けています。他のiPodとレーダー取り付けに関してもダッシュボードに傷を付けない工夫をしています。
デッキ | 純正 | 0円 |
コンバータ | へリックス AFC6ch | 34,000円 |
デジタルトランスポート | オーディオテクニカ AT-DL3i | 39,000円 |
DAC | オーディオテクニカ AT-DAC3 | 12,000円 |
パワーアンプ(中古) | 第一フェーズ60.2×2 | 200,000円 |
スピーカー | KKM 8wayシステム | 500,000円 |
ボリューム/セレクター等 | KKMオリジナル | 40,000円 |
取り付け工賃 | 全ての機器類 | 270,000円 |
消費税 | 5% | 54,750円 |
オマケ | △3,750円 |
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合計金額 | 1,146,000円 |
2013年9月8日掲載
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