NISSAN MURANO 350XV
日産 ムラーノ350XV
この車のお客様は2台目の製作となります。初回はデッキ・アンプを高性能な機器を使いましたが、今回は純正デッキナビをそのまま使う事と新たにiPodをメインとしてメディアを選びました。
純正デッキナビはRCAピン出力が無い為に、スピーカー出力(バランス)をコンバータで減衰しアンプに接続する手段です。このコンバータを使う事で、デッキから出力してるRCA(アンバランス)をアンプに接続するより音が良い場合があります。
スピーカーは、ダッシュボード上とリア荷室サイドパネルに純正スピーカーがセットしてあったのでチューニング波形の一部として活用することに。活用した要因としては、純正ながらスピーカーのマグネットが案外しっかりしていたのである程度の音圧を保てるからです。
フロントスピーカーは、ドアに3wayとダッシュボードの純正スピーカーとで、4wayシステム。
リアは、ドアに3wayとサイドパネルの純正スピーカー(フロントと同一のユニット)とで4wayシステム。
合計7way 8スピーカーシステム。
※純正のスピーカー(8cm)を使っていますが、ネットワークなどを他のSPと同様 高度にチューニングしているので、音を造り上げるのに何の支障もないのです。
純正デッキナビの音は上記した様にコンバータを使い減衰された信号に変換されています。セレクターを新たに設置してますから、別の何かのメディアが接続出来る様にAUX入力も装備。iPodのアナログ変換された信号で合計3系統のアナログ信号をセレクターにてセレクト。
同じ箇所にあるボリュームはシフトレバー横にあるために、運転姿勢を変える事なく操作が楽。使わない時は、蓋を閉めれば スッキリ・・・?! 蓋の意味があるのか不明・・・?!
この車にパワーアンプを設置するスペースは皆無! 図体の割にアンプを収める場所が無い! 苦肉の策?として、荷室床下のスペアタイヤと床板のクリアランスが8cm(たったの!)あったので、床を切り取りパンチングボードを使い放熱を考慮し、ギリギリスペースの取り付け!ついでに、青色LED照明付き?!この様な取り付けには、見た目や苦労の末だけではなく、メインテナンスも充分に考慮しています。スペアタイヤの取り外しも阻害していません。オリジナルと全く変わりなく出し入れが可能。
音質に関しては初めての車種だったので、仕上がるまでは想像が出来ませんでした。意外にも・・・ 完成した音質は素晴らしい出来でした。
何が・・・? まず、低音波形が素晴らしい! これは、車重とフロア剛性が良い効果でしょう。フロア剛性が良いと全ての帯域に良い結果が出るもので、低域から中域にかけて繋がりが良く、中域がしっかりしてる効果で高域成分が素直に再生する様になります。7wayのスピーカーですから、音の分離も良く繋がりと密度が心地よい音楽を奏でていました。純正デッキナビがボーズシステムではなかったら、純正の音ももっと良かったでしょう。とは言え、純正でもそれなりに満足がいく音楽を聴く事が出来ています。
あくまでも、iPodがメイン。
デッキ | 純正ナビオーディオ | 0円 |
アンプ | フェーズ 60.4 (前車より移植) | 0円 |
コンバータ | ヘリックス AFC6ch | 34,000円 |
デジタルトランスポート | オーディオテクニカ AT-DL3i | 39,000円 |
DAC | 〃 AT-DAC3 | 12,000円 |
TVジャンパー | BTN-N17 | 28,000円 |
スピーカー | KKM 7wayシステム | 500,000円 |
取り付け工賃他 | アンプ・配線など全てを含む | 250,000円 |
消費税 | 5% | 43,150円 |
オマケ | △26,150円 |
|
合計金額 | 880,000円 |
2013年12月22日掲載
※画像をクリックすると大きい画像が見られます。