Audi A6 quattro
アウディA6 クワトロ
このアウディーのお客様は遠方からのお客様で、今回が2台目の製作です。一回目の製作も相当な音質の製作だったのもあり、今回は更に上を行く音質を狙った製作です。
トランク内に今回はスピーカーボックスを驕り、最良の音楽を楽しめるようチューニングをしました。
フロントスピーカーは通常複数のスピーカーを付ける都合上新たなグリルを造りますが、このアウディーは純正位置に全て収まったので、こんなに高額なスピーカーなのに見た目には何の変化もなく、純正の姿のままです。
リアドアスピーカーは、辛うじてツィータのグリルが付いた程度です。リアデッキには、ウーハーの開口部とスーパーツィータがありますが、見た目には存在が分からない様な施工法をしています。
※リアウィンドが暗くて撮影が出来ませんでした。
製作内容は、フロント4way+リア4way 合計8wayシステム。
CD/ラジオ等は純正デッキがそのまま使えるように、コンバータを用いて音声信号を変換しアンプに接続。iPod再生は、やはりコンバータにてデジタルを取り出しDACを通してアンプに接続。純正再生とiPod信号は、リレー(複数接点)にてスイッチ切り替えしています。
フロントスピーカーは4wayで、低音から高音までを4分割でチューニング。フロントが4wayですと相当細かなチューニングが出来ます。今回はリアにボックスで低音を作っているので、フロントの低音は無理に低い波形を造らずに少し高めの波形から再生しています。
この作業により、超低域はボックスでその次の低域はフロントドアから再生する事でエネルギーの高い低音波形を無理なく分離合成してレスポンスの良い低音が可能となります。しかも、リアに設置したボックスの低域は後ろから聞こえてくるのではなく、低音がどこにも定位せずに極自然に聞こえてきます。この手法は、フロントとの低域波形にリアの周波数と音圧を合わせるとこの現象になるのです。形状は多少違いますが、このようなボックスは以前に特許を取得しています。
リアスピーカーは、フロントの細かな波形の隙間を埋める様に4種類のスピーカーユニットを用いて満遍なく音の隙間を埋めてチューニングしています。フロント4、リア4の数のスピーカーを合わせるのは相当に困難ですが、完成した時の感動は素晴らしいものです。
ウーハー×2種類 スコーカ(ミッド)×2種類 ツィータ×2種類 合計8種類。
※「オーディオ」でのスピーカーの説明は、全て片チャンネルを示しています。
チューニングに於いては、個々のスピーカーがきちんと音圧を保っている程、密度の濃い高能率のチューニングが可能なのです。これは車の剛性に大きく左右されます。このアウディーはバッチリ!でした。
完成後の音質は今更言うまでもなく素晴らしいの一言。一つ一つの音が、ハッキリクッキリ出しゃばらず、滑らかに再生。ソフトに含まれる音源を余すことなく再生し、バランスのとれた聴き疲れのない音。マイケル・ジャクソンの低音のキレには シビレました。ボーカルなどは、しっとりした声で自分の耳元で囁いてくれてます。
2017年2月14日追記 画像3枚追加
アンプ設置のレイアウトは、ゴルフバックを入れる都合による苦肉の策。横長のアンプは4chで、前後の全帯域用。小さい方は2chをmono駆動でウーハー専用。ステアリングコラム下の小さなシーソースイッチは純正デッキとiPod別系統回路切り替えスイッチ。
デッキ | 純正 | 0円 |
アンプ | 第一フェーズ60.4(前車より移動)×1 | 0円 |
↑ バージョンアップ代 | 65,000円 |
|
アンプ | クラリオンAPA4300中古(ウーハー専用)×1 | 47,000円 |
HiLoコンバータ | HELIX AFC 6ch | 34,000円 |
デジタルコンバータ | テクニカAT-DL3i(前車より移動) | 0円 |
DAC | 〃 AT-DAC3 ( 〃 ) | 0円 |
スピーカー | KKM 8wayシステム | 800,000円 |
取り付け費 | 機器類等接続パーツ全て含む | 200,000円 |
消費税 | 5% | 57,300円 |
オマケ | △3,300円 |
|
合計金額 | 1,200,000円 |
2015年1月24日掲載
※画像をクリックすると大きい画像が見られます。